「これは言わない」 バイセクシャルが同性愛者と別れるときに配慮していること

こじれてしまうこともあります。

LGBT
(Roman Didkivskyi/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

同性しか好きにならない同性愛者とバイセクシャルでは、別れ話でギクシャクしてしまうこともあるようです。

理由の1つに、結婚のためにいずれ同性の恋人と別れようと考えているバイセクシャルがいること、あるいはそう同性愛者が捉えてしまうことがあります。

そこで、fumumu取材班はバイセクシャルが同性愛者の恋人と別れ話をする際に気をつけていることを聞いてみました。


①マウントと思われる言動をしない

「バイの元カノが、自分と別れたあとで異性と交際したり結婚したりするケースも多いです。これに傷つくビアンもいれば、全く傷つかないビアンもいます。私の場合は、別れたバイの彼女が異性と結婚したんですが、心の底から『良かったー』と思いました。


相手は異性とでも結婚できるのに同性パートナーのままだったら、なんだか相手の人生台無しにさせてる感じで、すごく重荷に感じてしまうんです。


別れるときに『もう男と付き合うわ』って勝ち誇ったようにマウントとってくるバイもいますが、マウントはどんなものであれ嬉しくないですよね。受け止める側によっては嬉しい報告とは限らないってことも頭の隅に置いておくことをおすすめします」(30代・女性)


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②好きな”異性”が…と言わない

「レズビアンである私の個人的な意見としては『他に好きな”男性”ができた』ということは言わないでもらえるとありがたいです。


日本におけるレズビアンはパートナーと結婚することができないなど、『男性には敵わない』と感じることが少なからずあります。そのため『他に好きな”男性”ができた』と言われてしまうと、どうしても気持ちのやり場が無くなってしまう気がするのです。


実際に他に好きな男性ができたという場合でも、その人が男性だからと言うよりは人間的に魅力的だったからこそだと思うので、そのような場合は『他に好きな”人”ができた』と伝えてもらえたらな…と思います」(20代・女性)

続きを読む ③性自認じゃない理由で別れる

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