台湾で根強い人気を見せる『一蘭』 ブームから「日常」になった理由とは

台湾進出を果たしたラーメン店『一蘭』のその後。台湾人の生活になじんでいた?

ラーメン
(KPS/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

台湾進出を果たし、今なお根強い人気を誇る日本のラーメン屋『一蘭』。

2021年11月には台湾の地方都市である台中に店舗を増やし着々と売り上げを伸ばしている理由について、現地ファンが熱い討論を繰り広げています。


■ブームのその後は…

『一蘭』が台湾1号店を開店したのは2017年。元々訪日観光客に人気だったラーメン屋が台湾にオープンするというニュースが駆け巡ると「ついにあの一蘭が…!」と現地の日本通は騒然となりました。

当時、行列の最後尾が店に入れるのは10日後という異例の事態も起こり大手メディアがこぞって報道、一大ブームを巻き起こしたのです。

こういった話題の店舗に行列が連なるという現象は台湾では日常茶飯事で、かつて起こったエッグタルトブームやミスタードーナツブームも同じように大行列が報道され、しばらくすると沈静化、そして多くの店が縮小…という展開が度々繰り広げられていたのも事実でした。


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■お高めの値段設定でも大人気

しかし、一蘭は5年目に突入したにもかかわらず、未だ根強い人気を誇ると言います。現地のYouTuberによると、開店当初ほどの行列はないものの店内は常にお客さんがいる状態だそうです。

台湾では1食100元程あればきちんとした食事がとれますが、一蘭のラーメンは一杯300元近くと、少々お高め。

にもかかわらず盛況なのは中々旅行に行けない台湾の人々が手軽に日本の味を楽しめるほか、一蘭の「味集中カウンター」が丁度新型コロナウイルスを予防する方法としてマッチしていたことも大きな理由の一つでしょう。

続きを読む ■台湾人をとりこにした「普通の味」

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