オフィスで話しているときは低い声なのに、電話に出た瞬間からハイトーンボイスに変わる女性がいます。そんな様子を見て、「外向けに態度を変えている」と感じる人もいるでしょう。
■3人に1人が変わる
fumumu編集部では、全国20〜60代の男女1,498名を対象に、自分の電話の声に関する調査を実施しました。
「声が変わるほうだ」と答えた人は全体で31.6%と、およそ3人に1人と判明しました。どのような理由から、電話では声が変わるのでしょうか?
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■怖いお局様も電話では…
性年代別では、すべての年代で男性より女性が高い割合になっています。
電話で声が変わる、身近な人の一人が母親です。
「子供の頃に母がめちゃくちゃ怒っていたのに、電話に出るとすっかりよそ行きの声になったのが忘れられないですね。
女性はいくつになっても、外面をよく見せたいものなんでしょう」(30代・男性)
会社では怖いお局様でさえ、電話では聖人になります。
「会社では周囲を圧迫するような言動をする、お局上司。みんな怖がって、社内では話しかけるのさえビクビクしている状態です。でも社外との電話では、高音ボイスで優しい女性を演出。
実際に取引先の人たちからは、評判がいいし…。社内での態度を見たら、びっくりするでしょうね」(20代・女性)
■多くの女性が持つ「仕事用の声」
相手に聞き取りやすいように、わざと声を変えている人もいます。
「私の声は低くて、しかもこもりやすいんです。日常会話でも聞き取りづらいって言われるのに、電話だとなおさら。
だから意識して、できるだけ高い声で話すようにしています」(20代・女性)
多くの女性が、「仕事用の声」を持っているようです。
「私は今の仕事の前には、接客をしていました。お客さんに対応するときも、声のトーンは高めでしたね。電話も同じで、『仕事用の声』があるんだと思います。
自分では『変わっていない』という人も、電話対応を聞いているといつもの声と違うこともよくあるので…」(20代・女性)
電話で声が変わるのは、相手を気遣っている部分もあるようです。自分の声ももしかすると、変わっているかもしれませんよ。
(文/fumumu編集部・ニャック)