おうちで映画三昧のススメ:初恋を再び… 『君の名前で僕を呼んで』

ティモシー・シャラメのみずみずしさを堪能したい映画『君の名前で僕を呼んで』。

(引用:IMDb.com, Inc)

現在開催中の「レインボー・リール東京(東京国際レズビアン&ゲイ映画祭)」。応援の意を込めて、LGBTQ関連のおすすめ映画をご紹介しています。

前回は、ジェームズ・アイボリーが監督を務めた『モーリス』をご紹介しましたが、今回は、そのアイボリーが脚本を手がけ、第90回アカデミー賞脚色賞に輝いた『君の名前で僕を呼んで』です。


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■1983年、イタリアにて

(引用:IMDb.com, Inc)

『君の名前で僕を呼んで』は、2007年にアドレ・アシマンが発表した同名小説を、2017年にルカ・グァダニーノ監督が実写化した作品。

1983年のイタリアを舞台に、ティモシー・シャラメ演じる17歳の少年エリオと、アーミー・ハマー扮する大学院生オリヴァーの恋の行方を描いています。


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■淡い初恋の記憶を呼び覚ます映像美

(引用:IMDb.com, Inc)

ジェームズ・アイボリーによる脚本はもちろんですが、本作のすばらしさとしてまず挙げられるのが、突出した映像美です。

陽光あふれる夏のイタリアをそのまま切り取ったように、だれもがどこか懐かしさを感じる景色。

不思議に思っていたのですが、実は35ミリのレンズひとつで撮影されたのだとか。そのためもあるのでしょう、タイ出身のサヨムプー・ムックディプロームが手がけた映像は、「だれにでもある淡い初恋の記憶」がよみがえる仕上がりになっています。

続きを読む ■ティモシー・シャラメのみずみずしさ

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