おうちで映画三昧のススメ:同性愛映画の金字塔『モーリス』

祝「レインボー・リール東京」開催! ジェームズ・アイボリー監督作品『モーリス』で禁断の美に酔う

モーリス
(引用:IMDb.com, Inc)

セクシャルマイノリティであるLGBTQ(lesbian, gay, bisexual, transgender, questioning)などをテーマにした映画が、世界中から集まる「レインボー・リール東京(東京国際レズビアン&ゲイ映画祭)」が、7月16日から29日まで、東京、大阪で開催。

応援の意を込めて、セクシャルマイノリティ関連のおすすめ映画たちをご紹介します。まずは、若き日のヒュー・グラントが美しすぎる『モーリス』です。

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■監督は巨匠ジェームズ・アイボリー

モーリス
(引用:IMDb.com, Inc)

『モーリス』の原作は、イギリス人作家E.M.フォスターによる同名小説。それを忠実に実写化したのが、ジェームズ・アイボリー監督です。

ジェームズ・アイボリーといえば、ルカ・グァダニーノ監督の『君の名前で僕を呼んで』の脚本を手がけ、おん年89歳で、2018年の第90回アカデミー賞脚色賞を受賞したことでも話題に。

ですが1987年には、本作で、ヴェネツィア国際映画祭の監督賞にあたる銀獅子賞に輝くなど、名だたる巨匠でもあるのです。


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■同性愛禁止時代、秘めた恋の行方

モーリス
(引用:IMDb.com, Inc)

そんな実写版『モーリス』の舞台は、20世紀初頭、同性愛が罪とされていたイギリス。ケンブリッジ大学の学生モーリス(ジェームズ・ウィルビー)は、上級生のクライブ(ヒュー・グラント)と出会い、恋に落ちます。

2人の蜜月は3年ほど続きますが、次第にクライブの気持ちに変化が。そしてとうとう、ギリシア旅行で知り合った女性と結婚してしまいます。

それでも「いい友だちのままでいよう」とするクライブのために、「真っ当な友人」として、クライブの家に出入りするモーリス。やがて、クライブ家の狩猟番アレック(ルパート・グレイヴス)と、言葉を交わすようになるのですが…?

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