家族が書き込んでいる場合も…  風俗嬢をめぐるネット中傷の実態に驚き

ネット中傷を受け、発信者情報開示をしたら自分の家だった…というケースもあるそう。

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(pressureUA/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

大きな社会問題となっているネット上の誹謗中傷。芸能人への中傷が注目を集めやすいものの、一般の人でもその被害に遭うことも。

現役風俗嬢であるまりてんさん、すーちゃんさんを中心とするチャンネル『ホンクレchー本指になってくれますか?ー』(登録者数6.6万人)が、風俗嬢をめぐるネット中傷について弁護士に聞きました。


■訴えられる基準は?

今回、ゲストとして招かれたのは歌舞伎町で弁護士を営むばやし先生。YouTube活動をしていることもあってか、まりてんさん、すーちゃんさんにはアンチが大量にいるそうで、SNSの他、界隈での使用率が高い掲示板である「爆サイ.com」や「ホストラブ(ホスラブ)」で散々誹謗中傷を受けているよう。

ばやし先生によると、損害賠償請求や書き込みの削除、情報開示などが認められるには、自身の権利が侵害されていることを裁判所に認められる必要があるそう。ゆえに住所や本名、家族の名前を書き込まれたり、本番行為(売春)をしていると書き込まれたりするケースは権利侵害に当たると言います。

まりてんさんは過去に「クスリやってる」と書き込まれた他、住所と本名を晒されたことがあるそうで、これは立派な訴訟案件。しかし、容姿に関するコメントなどは、どこからが誹謗中傷に当たるかが「めちゃくちゃ難しくて」「裁判官によって分かれてきちゃって」しまうようです。


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■裁判の労力は大きい

とは言え、訴えるに値するかと言って、簡単に訴えられるわけではないよう。書き込んだ人を特定するにはツイッターや掲示板の運営会社と、プロバイダーを相手に2回裁判することになり、求める情報が開示されるまでに半年から1年かかることが多いそうです。

さらに、損害賠償請求しても、相手にお金がない場合取ることはできないそう。一方、自分には弁護士費用がかかるわけで、どこまでするか次第ではあるものの、開示までに最低でも40~50万円程度はかかるよう。請求できる金額感も難しく、50~100万円程度が相場のようです。

これにはすーちゃんさんも「お金なくても自分の正義のためにやるしかない」と漏らします。

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