癌で逝去した妻をマイナス196度で冷凍保存 「復活の日」を待つ夫の心境とは

愛する妻の「復活」を待つある男性の話

祈る男性
(Sinenkiy/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

長年連れ添ったパートナーの命が尽きる時、何を思うかは人それぞれ。しかし、現代の技術で命がよみがえるとしたら…?

近日中国にて、人体冷凍保存を依頼したある男性が登場。若くして妻を亡くした彼が自身の見解を述べ、大きな話題となっています。


■中国初の冷凍保存

中国で1例目となる人体冷凍保存に挑戦したのは49歳の女性。名を展文蓮(テン・ブンレン)さん。銀行に勤めていた普通の会社員でしたが、肺がんが原因で死去、2017年に-196度で「冷凍保存」されることとなりました。

彼女は生前「自身の内臓などは寄付してほしい。社会福祉に役立てて欲しい」と話していましたが、夫の桂(ケイ)さんは「嫌だ」と一点張り。妻を愛しすぎるあまり、このまま死なせるのは忍びないと思っていたのだそうです。


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■保存を選んだ理由

桂さんは妻を冷凍保存した理由として「火葬してしまえば妻は灰になるだけ。何も残らない。冷凍保存手術は失敗するかもしれないし、その後は結局火葬するのだから、選択肢が一つ増えただけです。チャレンジしてみる価値はある」と主張し、手術を決断。

こうして展さんは中国初の冷凍保存手術を受けた人となりました。

国は約50年後に彼女を「復活」させ、最先端の治療を行う計画を立てているとのことです。

続きを読む ■妻への思いと現在の状況

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