草彅剛、大河ドラマ出演記念! 出演作人気ベスト5

来年1月に放送予定の『青天を衝け』に出演する草彅剛さん。これまでの出演作品ベスト5をご紹介!

■僕の生きる道(2003年)

シナリオライター・橋部敦子さんが3部作の全脚本を手がけた、「僕シリーズ」の第1段。「死」をテーマに、余命1年と宣告された主人公の最後の1年間を描いています。

草彅さんは、本作の主人公、高校教師・中村秀雄役を好演。28年間、漠然と生きてきた秀雄は、ある日スキルス性胃がんと診断され、医師から余命1年だと伝えられます。死を宣告されショックを受けるものの、やがて残された時間を精一杯生きようとする秀雄。

人間なら誰もが向き合う「生と死」について、放送当時、ほぼ秀雄と同年齢だった草彅さんが、等身大で見せる演技が胸を打ちます。

ちなみに、本作のエンディングテーマは、SMAPの大ヒット曲『世界にひとつだけの花』。橋部さんは、木村拓哉さんが初の医師役に挑戦したドラマ『A LIFE~愛しき人~』(2017年)の脚本も担当しています。


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■銭の戦争(2015年)

韓国で放送されたパク・イングォンさん原作の同名ドラマを、舞台を日本に移してリメイクしたサスペンス。草彅さんは、主人公の元エリート証券マン、白石富生を演じています。

冨生は、東大卒で、一度見た数字はすべて記憶するほどの天才。ですが、ホワイト化学を経営する父・孝夫(志賀廣太郎さん)が借金を残して自殺したため、連帯保証人だった冨生は、財産も地位もすべて失ってしまいます。そして冨生は、ホワイト化学の債権者でもある赤松大介(渡部篤郎さん)が営む、赤松金融に就職。熾烈なマネーゲームに身を投じていくことになるのです。

このエリートにして、死に追いやられた父親の仇を取ろうとする冨生を、草彅さんは鮮烈に表現。回を追うごとに、裏切られるストーリー展開のおもしろさももちろん、釘付けになる作品です。


■嘘の戦争(2017年)

『銭の戦争』に続く「戦争シリーズ」第2作。前作と同様、草彅さんが「復讐に燃えるキャラクター」を体当たりで演じています。そのキャラクターは、一ノ瀬浩一という天才詐欺師。子供の頃、家族を殺され、真犯人を見たにもかかわらず、警察も誰も取り合ってくれなかった凄惨な過去を持っています。そして、大人になった浩一は、真犯人と事件関係者に次々と報復をしかけていくのですが…。

前作では、「銭」をかけただまし合いがくり広げられましたが、本作では、「嘘」が嘘を呼ぶ巧妙な心理戦がメイン。ラスト、壮絶な過去を持つ浩一が、「復讐の結末」として選んだ道は、一種の清涼感を与えてくれます。

このように、暴力団員からエリート、果ては性別を超えた人物を巧みに演じ切る草彅さん。偉大なる劇作家、つかこうへいさんお墨付きの「天才」が見せる徳川幕府最後の将軍に、期待が高まるばかりです。

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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ

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