SHELLY、“コロナ差別”の実態に怒り 「無知すぎて恥ずかしい」

SHELLYさんがMCをを務める『Wの悲喜劇』では「コロナ差別」について取り上げました

■SHELLY、医療従事者「ヒーローなのに」

続けて、リモートで出演したのは医療従事者の2人の女性。「ドクターの夫婦が住んでいるマンションで、同じエレベーターに乗るのを拒否された」と、「医療関係者の差別」について語ります。

続けて「目に見えないものはやはり怖いから、気持ちはわかる。ただ、怖いことを私たちにぶつけられたら、私たちもヘコんでしまうので、支えてもらえたら…」と、伝えました。

SHELLYさんは「一番ヒーローなのに、そこに対して差別をするということが理解ができない」と頭を抱え、ウイルスやパンデミックに対して知識のある医療従事者に対して恐怖を持つということが「無知すぎて恥ずかしい」と怒りを露わにしました。

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■報道後、電車やバスで…

職業だけではなく「差別」は日本に住む外国人にも向けられています。

3月から感染者の拡大が報じられていた、ドイツ・イタリア・フランス。この報道以来、電車やバスに乗車している際「混雑時でも隣には誰も座らなくなった」と語ったのは、コラムニストのサンドラ・ヘフェリンさん。

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「あれだけドイツやイタリアで(感染者が)増えているって報道を見たあとは『そうだよなぁ』と思う部分もある」と理解を示しつつも「酷い差別ではないけど、傷つく」と吐露。

この言葉にSHELLYさんは「そもそも、外国人対日本人という対比は成立しない。『外国ってこうなんだよね』って言っている人ほど、日本出ていないんだろうなって思う」と、持論を述べました。


■「メディアでもちゃんと言わないと」

番組の冒頭で、SHELLYさんは「人間って怖いものがあると、攻撃に出るんだなって思う」「目に見えない怖い敵があって、感染者を悪者にして自分を守る。実際には落ち度はないのに、感染者に落ち度があったと思うことで安心する」と、差別・攻撃する人を分析。「自分の心理状況を確認しないと」と呼びかけました。

また、番組で差別を受けた人の話を聞き「差別する人は最低」「根拠のない恐怖を煽ることは悪なんだよ、ということをメディアでもちゃんと言わないと」と、改めて声をあげることの重要性を語りました。

番組では、夜の街で働く人たちへの差別、教育現場での差別、そして日本の芸能界でも広がりを見せた「Black Lives Matter」(黒人に対する暴力や人種差別の撤廃を訴える、国際的な積極行動主義の運動)についても取り上げています。

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(文/fumumu編集部・冬野 とまと

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