木村花さんの母がメディア初出演 続く誹謗中傷と非協力的なSNS運営会社

5月に亡くなったプロレスラーの木村花さんの母・響子さんが番組に生出演しました

■ケンコバ「理解に苦しむ」

この現状にはMCを務める、お笑いタレントのケンドーコバヤシさんは「花さんの一件で色々と考えた方も多いと思う。ただ、未だに誹謗中傷が続いているというのは、理解に苦しむところがある」と、苦痛な表情を見せました。

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現在、響子さんは、花さんに対して誹謗中傷を書き込んだ者を特定すべく、動いています。

投稿者の特定までには「SNS運営会社へIPアドレスの開示を依頼」「IPアドレスから登録者の氏名・住所を開示」「書き込んだ人物と名誉毀損などを争う」と3回の手順を踏む必要があり、決着するには3度の裁判が必要となります。


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■非協力的なSNS運営会社

しかし「開示請求」も簡単なことではありません。被害を受けた本人が行うため、花さんのように被害者本人が亡くなっている場合は、亡くなる前のものに対して「名誉毀損」を認められないといいます。

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さらに、SNS運営会社が海外であることも多いですが、響子さんは「本当に…協力的な姿勢ではまったくなかった」と明かしました。

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■「ネット人権対策」の実現を

響子さんも会合に参加した、自民党が立ち上げた「ネット人権対策」の提言案は「開示請求の要件緩和」「刑事罰の見直し」「SNS教育などの強化」「相談窓口の強化」。

酷い言葉が放置されているSNS。被害者がただ耐えなくてはいけないという現状。煩雑な手続きの簡略化や厳罰の実現はいつになるのでしょうか…。

今後、響子さんはNPO法人を設立し「SNSのでの誹謗中傷に悩む人の相談所」「SNSのモラル教育(全国への出張教室)」「SNSのいじめ撲滅への取り組み」を予定しています。

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(文/fumumu編集部・冬野 とまと

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