バス乗車にマスク着用をお願いした運転手が殴られて死亡 フランス国民から批判

新型コロナでマスク着用が義務とされている中、殺人事件が発生

バスの運転手
(Igor Vershinsky/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

新型コロナウイルス感染防止のため国民にマスクの着用を要請する国が多い中、マスクが原因の殺人事件がフランスにて発生しました。

被害者はバスの運転手を務める50代のフィリップ(Philippe Monguillot)さん。彼はマスクをつけていない乗客に注意をしたところ、殴り殺されてしまったと言います。一体何があったのでしょうか。


■マスク未着用を注意

フランス南西部に位置するバイヨンヌ市の警察によると、フィリップさんは今月初旬、マスクをせずにバスへ乗ろうとした男に「未着用の場合は乗れないよ」と注意したそう。

また、既に車内にいた4人のマスク無し乗客に「マスクをしていない人は公共交通機関を使用できない」という政府の規定を伝えたところ、逆上した計5人により殴る蹴るなどの暴行を食らってしまったとのこと。

殴られた彼は他の乗客の通報により急いで病院に搬送されましたが意識が回復することはなく、7月6日に脳死。帰らぬ人となりました。


■バス会社がストライキ

現地警察はこの5人の容疑者を既に現行犯で逮捕。フィリップさんの同僚らがこの事件に憤慨し、「運転手の安全を守ってほしい」とストライキを起こしていることからバスの運行に大きな影響が出ていると発表しました。

新型コロナの感染予防に努めていただけなのに殺されてしまうとは、家族や友人が納得できなくて当たり前です。

続きを読む ■マスクをしたくないから?

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