cocoのLGBT迷子中:池袋でキャバ嬢デビューするも…自信崩壊

池袋でキャバクラデビューしたものの、訪れたのは「自信崩壊」…

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池袋の大箱キャバクラでヘルプデビューしたものの、他人の指名客を自分に鞍替えさせようとする貪欲なキャバ嬢を目の当たりにして(ここは女の戦場だ…!)(女の世界、コワイ…。)と思いながらも、ワクワクした前回。田舎者の私は、ここで大きな壁にぶち当たります。


■ウェーイ系のノリについていけない

池袋の有名な大箱で美女揃いとあって、お客様の多くは羽振りの良い業種や業界人でした。

接待や大きなプロジェクトの打ち上げでいらっしゃる方も多かったので、お客様は大体3名から多いと20名くらいのテーブルになり、キャバ嬢に要求されるのは、細やかな気遣いよりも“ノリの良さ“。

とにかく盛り上げて、はしゃいで、楽しく解散できればOK! というお客様がメインだったので、清楚で可愛いだけのお人形さんのような子よりも、派手でノリの良い子の方がお店からも重宝されていました。

私は、といえば、元々はBL小説を書いて妄想にふけっていた腐女子です。

見た目はなんとかお店のヘアメイクさんのおかげで派手に変身できたかもしれませんが、地味な性格はそう簡単には変わりません。

ニコニコと愛想笑いをしながらも、ウェーイ系のノリについていけず、お店になかなか馴染めませんでした。


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■自信崩壊

(自分は男性からモテるし、キャバクラのスカウトもたくさんされるから、東京のキャバクラでもやっていけるだろう)という自惚れは、ただの勘違いだったと気づき、私は自分がとても恥ずかしくなりました。

でも、だからと言って尻尾を巻いて田舎に戻るわけにも行きません。

これまで、男性からモテてきたと自惚れていたけど、それはあくまで1対1の状態だから落とせただけで、キャバクラで人気者になるには、ひとりの男性を落とすのではなく、テーブル全体を盛り上げる必要がありました。

プライベートで男性に好かれるのと、男性に好かれたうえで商売に繋げるのは、やはり別物…。男性の欲望をお金に変えようと思ったら、仕事としてのスキルが必要でした。

せっかく憧れの街・東京にやってきたのに、(この店は合わないかも)(いや、私のスキル不足だ)と毎日憂鬱な気持ちで過ごしていました。


■黒服男性からのスカウト

そんなある日、出勤途中に黒服の男性から声を掛けられました。「今、どこかのお店で働いてるの?」「はい、〇〇という店で働いているので大丈夫です」。

一旦は断りましたが、その後も出勤前に通る道に彼がいるので、ちょこちょこ顔を合わせたり話しかけれたりしているうちに、うちにだんだん仲良くなりました。

スカウトマンは、近くの『酔蝶花』というお店のボーイで、柳田という名前でした。話を聞いていると、『酔蝶花』は、卓数40くらいのいわゆる“中箱“で、女の子同士の仲も良く、仕事がしやすそうに感じました。

「体験してみてから決めてもらえればいいから、良かったら一度うちの店で仕事してみませんか?」と柳田氏に言われ、(今の店を辞めるのもアリかもしれないな)と思うようになっていきました。

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(文/fumumu編集部・coco

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