レポートに難癖をつけられた女子大生が自殺 教授の行いに家族が怒りの告発

中国の女子大生が学業を苦に自殺。

女性
(bee32/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

勉強は学生の本分。しかし、頑張りすぎは時に大きなストレスを与える可能性もあります。適度なストレス解消が必要ですが、中には思いつめてしまう生徒も少なくはないでしょう。

近日、中国の大学にて学業のストレスを理由に自殺した女子生徒が発見され現地で大きな問題となっています。


■教授との意見が相違?

女子生徒は、中国の芸術大学に通う苗字を「黄」という大学院生。黄さんが自ら命を絶ったあと、耐え切れなくなった親族が中国版ツイッター・Weibo上でゼミの担当教授を名指し、「お前の論文は見るに値しない、こんなものに成績はつけられないと言われていたんです」と告白していました。

長らく教授と意見が相違していたという黄さんのレポートは、しつこく難癖をつけられていたそう。徹夜で修正したものも「その場しのぎの出来」と批判され、学校側に提出することすら許されなかったことがわかっています。


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■自らの手で命を…

レポート製作期間、黄さんは幻覚、幻聴などに悩まされついには病院からドクターストップがかかったとのこと。両親が実家に連れ戻し、これから徐々にリハビリを行おうとした矢先、彼女は部屋から飛び降りて自殺。26歳の命を終わらせたのです。

告発文には「教授は生徒の命を終わらせた。若い命が、貴方の手で葬られてしまった。教授や学校は家族に対し何のコメントもしていない。この事件は決して沈黙で終わらせない」という文言のほか「人を育てるのが教育者ではないのか」「学校側はこの『事件』をしっかり調査するべきだ」など、家族の怒りが強い口調で書かれていました。


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■大学側は「真摯に対応」

投稿からしばらくした後、大学側はお悔やみの言葉を発表。「事件に対しては真摯に対応していきます」と宣言しました。そして生徒達を集め「慰問チーム」を結成し、家族に対する心のケアを行うとも話しています。

慰問チームを結成するよりは教授の対応を調査する方が先ではないかと思われますが…。両者の溝が埋まることはあるのでしょうか。

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(文/fumumu編集部・AKO

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