コロナ渦中で異例の「茅の輪くぐり」 神社の想いを聞いてみた

岐阜県の日吉神社は、「茅の輪」を今月、急遽設置しました。どんな想いがあったのか、宮司さんにお話を伺いました。

桜と鳥居
(BrilliantEye/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

岐阜県の日吉神社に、今月時期はずれの「茅の輪(ちのわ)」が設けられました。どんな想いがあるのか宮司さんにお話を伺ってみました。


■茅の輪くぐりとは

新型コロナウイルスが猛威をふるい、世界中で混乱が起きている現在。何かできることはないか、思いあぐねている人も多いのではないでしょうか。

そんななか、岐阜県安八郡神戸町神戸の日吉神社で、本来6月の神事に合わせて設ける「茅の輪」が今月設置されました。

「茅の輪」とは、毎年6月30日に、けがれや罪を祓い健康を祈願する神事で設ける、茅(ちがや)で作った輪。左回り・右回りで3回くぐり、本殿で手を合わせるというもの。茅の輪を持って疫病を避けられた、という神話が由来になっている説もあります。

神事は神社にとって一番大切なことであり、守らねばならないこと。その神事に関連するものの時期をずらすには、いったいどんな想いがあってのことだったのでしょうか。


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■「さんざん悩んだが…」

そこで、なぜこの時期に設置したのか、日吉神社の宮司・高田義彦さんにお話を伺いました。

「やはり、このコロナウイルスが拡大するなか、神社では何ができるか考え、今回の設置に至りました」


「時期をずらした設置は日吉神社でも初めてだと思われます。とても異例なことですので、さんざん悩みましたが、やはり神主として、やらねばならないと思いました」


また、参拝する方に対しては

「コロナ拡大を防ぐこと、そして家内安全を願っていただけたら」


と、語ってくださいました。やはり、現在の状況に対して、神社として今なにができるかを考えた末のご決断だったようです。


■それぞれが出来ること

自粛が浸透してきた現在では、神社に訪れる人はもちろん少ないそう。それでも参拝者は茅の輪をくぐって、手を合わせているそうです。

医療などで直接誰かを救える人、経済面で尽力できる人、身近な家族を守るため奮闘する人。現状では、個々でできることも、感じることも違うため、不安や悩みはつきないのではないでしょうか。

もちろん、祈りで何かが劇的に変わるのは難しいかもしれませんが、それでも一人一人がそれぞれの立場でできることを諦めない…という大切さを、今回お話を伺い教わったように感じます。

茅の輪は、本来の6月にも設けられるそう。そのころには収束し、訪れる人が笑顔で参拝できるようになっていることを願ってやみません。

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(文/fumumu編集部・fumumu編集部

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