性の常識はどこからきた!? 『来世ではちゃんとします』と辿る、性の歴史

性にまつわる映画や書籍を紹介するシリーズ第二弾は、女優・内田理央さん主演で多くの反響が寄せられているドラマ『来世ではちゃんとします』をお届けします!

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この連載では、性にまつわるお悩み・書籍・イベントなどについてiroha広報の本井はると犬飼幸が様々な視点で語り、お届けします。より多くの女性が過ごしやすい毎日のヒントを得られるきっかけ作りが出来たらと考えています。

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こんにちは!iroha広報の本井です。「性にまつわる作品紹介」の第二弾ということで、主演の内田理央さんが電マを手にした画像が衝撃的な、テレビ東京系で放送中のドラマ『来世ではちゃんとします』をご紹介いたします!

性を全力で楽しむ女性をどんな描き方で表現してくれるんだろう…と始まる前からワクワクしておりました。

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■多様な性の価値観を肯定してくれる

来世ではちゃんとします
(©「来世ではちゃんとします」製作委員会)

突然ですが皆さんは、セフレが5人いる女性、どう思いますか。聞いたらギョッとする…それとも「最高♪」となります? もしくは、自分にセフレが5人いたとき、そのことを他の人に気軽に言えますか。

実はこの「セフレ5人」の女性こそ、この物語の主人公・桃江ちゃんです。

複数パートナーと性生活を楽しむ人には「ヤリチン」「ビッチ」「ヤリマン」…とネガティブな言葉がたくさんありますが、このドラマはそんな性を楽しむ姿を肯定的に描いているのが素敵だなあと思うんです!

他にも女性に過剰な期待を寄せる「童貞」、二次元に恋する「処女」が登場し、それぞれが性に対して違う価値観を持っていますが、互いに否定しないので、見ていて安心できます。優しいドラマだよ…。


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■「ちゃんとする」って何だろう

桃江ちゃんはドラマタイトル通り、ドラマ内で「来世ではちゃんとします」と言っているのですが、ふと「ちゃんとする」ってどういうことなんだろう…という疑問が浮かびました。

複数パートナーがいる状態を「ちゃんとしていない=いけない状態」と思っているっていうことなのでしょうか?

また、私も先ほど「電マを手にした画像が衝撃的」と書きましたが、それはつまり、性的なものがテレビに出ること、性に奔放な人がマスメディアで描かれることへの驚きなのかなと思います。

でも、昔々の農村部では、お祭りでの乱交が当たり前だったと聞いたことがあります。諸説ありますが、祭りという「非日常」=いわゆる「ハレ」の空間では、一種の儀式として乱交状態が認められていたようです。

…つまりそれって、全員が「ヤリチン」「ヤリマン」状態じゃん!

ひるがえって現代では「はしたない」とか「だらしない」という烙印が押される事態に…。これはいったい何があったのでしょう。

続きを読む ■「えっちなのはだめ」っていつから?

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