「絶対に許さない!」 復讐心で時間を消費してしまう前に、意識したいこと

誰かを恨み続けるのは、ものすごいパワーを消費します。復讐心で疲れてしまう前に、意識しておきたいポイントを知っておきましょう。

怒る女性
(torwai/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

相手にされた理不尽な言動を許すことができずに、怒りがじわじわと自分の中に溜まっていく…。そんな経験ありませんか?

それが恨みになってしまうと、恨みの負のエネルギーで自分が疲れてしまうかもしれません。

fumumu取材班が、復讐心を育てる前に意識したいことを聞いてきました。


①恨んで疲れるのは自分

「職場で苦手な人がいたとき、退社してもその人のことばかり考えていたんです。言われてイライラしたことを頭の中で反芻してしまって、なかなか眠れないこともありました。


そんな毎日だと、自分が疲れてしまうんですよね。恨んでも相手が会社を辞めてくれるわけではないし、疲弊していくのは自分だけ。そんなの、余計にムカつくじゃないですか。


怒りを継続させるのはすごく体力が必要なんだなと気づいたときに、なんだかどうでもよくなったんです。仲よくなりたくもない相手のことなんて、気にしないでいいやと思えてからは、気持ちが楽になりました」(20代・女性)


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②相手に怒りは届かない

「いくら恨んでも、相手に怒りは届かないと自覚するべきだと思います。相手が気づかないところで恨み続けていても、相手はそんなの気にせずに、自分の人生を楽しでいるわけじゃないですか。


それを思うと、恨み続けて不利益があるのは、自分のほうなんですよね。理不尽なことをされた相手を許すのは、相手のためではなくて、自分のためだと思うんです。許すことで、恨み続ける日々から卒業できるということですから」(20代・女性)


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③嫌いになって、割り切る

「どうしても苦手な人がいたんですけど、人を嫌いになることにすごく罪悪感があって、しばらくモヤモヤしていたんです。されたことは簡単に許せないけど、相手にだっていいところはあるし…と、頭の中がぐちゃぐちゃになっていたんですよね。


そんなときに、『嫌いなら嫌いでいいじゃん! 嫌いになって終わりで!』と友達に言われて、ハッとしたんです。人を嫌いになってはいけないと思っていたけど、好きになれないならしょうがないんですよね。


『そうか、あの人のこと嫌いなんだ』と口に出せてからは、ストンと気持ちが整理できました。嫌いになって、もう関わらないようにしようと割り切ることで、楽になることもあるんですね」(20代・女性)

関わりたくもない人のために時間を使うより、どうでもいい存在はスッパリ忘れて日々を楽しんだほうが、自分の気持ちが楽になりそうです。

どうしても怒りに侵食されそうなら、適したカウンセリングを受けるなど、第三者の手を借りてもいいかもしれません。

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(文/fumumu編集部・nana

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