「人前で発表するなんてムリ！」　あがり症の人が緊張しない方法はある？

「私は、完璧主義だからこそ、すごく緊張しやすいんだと思います。失敗する人だと思われるのが怖くて、いつも成功しているところしか見せたくないんですよ。

いつでも完璧でいることは不可能だから、最近は、弱みを知ってもらえることはラッキーだと思うようにしています。

実際に、私が人前での発表が苦手だと知った先輩が、私が話しているときに適度にフォローしてくれるようになったんです。苦手分野を知ってもらうことで、手助けに繋がることもあるんだなと思いました」（20代・女性）

「人前で失敗してしまったときに、緊張のせいにしないほうがいいと思います。ただの準備不足かもしれないし、突発的なトラブルが原因かもしれないし。

すべての失敗を自分のあがり症のせいだと決めつけてしまうと、どんどん緊張しやすくなってしまうと思います。失敗を緊張と結びつけることで、発表するときに悪いイメージばかり湧いてきてしまうんですよね。

本当になにかミスをしてしまったのなら、そのミスの原因はなにか、冷静に考えるべきだと思います」（20代・男性）

「緊張してしまう人は、目標が高すぎるんじゃないでしょうか。『自分が考えていた通りに、一言一句完璧に話す！』と意気込みすぎると、ハードルが高いせいで高確率で失敗してしまうと思うんです。

失敗の定義も人それぞれですから、『最低限ここだけは伝える！』と越えられる目標を設定しておいたほうが、気持ちが楽になると思います。成功体験を積むことができれば、緊張もしにくくなっていく気がしますよ」（20代・女性）