「ちはやふる基金」作者が設立 「恩返しをしたい」「世界中に友達を」

『ちはやふる』の作者が「ちはやふる基金」を設立しました。

ちはやふる
(画像は末次由紀ツイッターのスクリーンショット)

映画化もした競技かるたをテーマにした人気作品『ちはやふる』。作者の末次由紀さんが、競技かるたの情報発信や各種大会の運営支援、小倉百人一首のさらなる普及振興を目的とした「一般社団法人 ちはやふる基金」を設立しました。


■大人気作品『ちはやふる』

『BE・LOVE』(講談社)で連載中の『ちはやふる』は、競技かるたにのめり込む高校生たちを題材とした作品。この連載以降、競技かるたに魅せられ、国内の競技かるた人口は大幅な増加傾向にあるそう。現在ではその数100万人に達すると言われています。

そのため、運営負担軽減のための支援や競技かるたと小倉百人一首のさらなる振興を目的に、『ちはやふる』作者の末次さんが、『一般社団法人 ちはやふる基金』を設立。

競技かるた・小倉百人一首の情報発信、各種競技かるた大会の、人的・金銭的な運営支援、競技かるたを志す子どもたちへの啓発支援、競技かるたファンの育成支援を行なっていくといいます。


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■「ちはやふる基金」への想い

14日、末次さんはツイッターを更新。「競技かるたで、仲間と楽しい時間を過ごしてもらいたい。競技かるたからもらった、たくさんのものに恩返しをしたい」「競技かるたに親しみを持つ子どもたちに『ずっとかるたを続けていたい』という夢をもって、強くなっていってもらいたい」「競技かるたを通じて、百人一首の文化に触れ、世界中に友達を作ってもらいたい」と、作品を通して、強くなっていった想いを吐露。

そのためには、競技かるたを支えてきた人たちと連携し、子供たちの情熱を応援する取り組みが必要だと思ったと、「ちはやふる基金」を立ち上げる経緯を漫画でわかりやすく伝えました。



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■ ちはやふる小倉山杯

また、2月23日には京都市の「嵐山文華館」で「小倉百人一首競技かるた 第1回 ちはやふる小倉山杯」が開催されるそう。「ちはやふる基金」では、優勝者に100万円、準優勝者には50万円の基金を出すそうです。

なお、漫画では賞金を出す理由として、交通費と宿泊費と出場費で、どんなに強くてもみんな苦労していることなどを説明しています。

『ちはやふる』を通して競技かるたの魅力を知った人は多いはず。さらに『ちはやふる基金』ができたことで、日本の古き良き文化が発展していくことを願っています。

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(文/fumumu編集部・fumumu編集部

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