cocoのLGBT迷子中:風呂のお湯、ためてる場合じゃない

初恋の女の子とやってきたラブホテル。ついに、同じベッドに…! 

cocoのLGBT迷子中キャッチ

◆これまでの記事はコチラから!

女の子に初めて片想いをした高校時代、ついに、初恋の相手いずみちゃんをラブホテルに連れ出しことに成功しました。

AV鑑賞する彼女にドキドキ緊張しすぎて挙動不審になる私。お風呂のお湯をためたりして、部屋の中をウロウロ。そして、目の前でベッドに潜り込むいずみちゃん。

さて、どうなる…!?


■ベッドから離れた自分に後悔

「…………。」

ゴクリ、という自分の喉の音が、相手に聞こえてしまうじゃないかと思うくらい大きな音を立てます。私は目の前で起こっている信じられない光景に動揺しました。

さっきまでAVを見ていたいずみちゃんが、今、目の前で、ベッドの中に入っている!! 私は、お風呂のお湯をためにベッドから離れてしまった自分の迂闊さを猛烈に悔やみました。

さっきまで、隣に座って一緒にAV見てたのに!!

そのままの状態だったら、「お昼寝しよう」と彼女が言ってテレビを消した時、流れで同衾(どうきん:一緒のお布団に寝ること)できたのに! 後悔先に立たず。

長い沈黙のなか、聞こえてくるのはバクバクいう己の心臓の音と、いずみちゃんがベッドの中でもぞもぞと動く衣擦れの音。


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■いずみちゃんとお昼寝したい!

どうして良いか分からず立ち尽くす私でしたが、私もお昼寝したい! いずみちゃんとお昼寝したい!

頭の中、もう、それだけです。それだけでいっぱい。

いずみちゃんは布団のなかに潜り込んでいるので、表情はおろか、どんな体勢でいるのかも皆目見当がつきません。果たして、私が一緒に寝ても良いものか…?

悶々としましたが、悩んでいても仕方ないので、意を決して自分も同じベッドに入ることにしました。潜り込んだ瞬間、足蹴りをくらいそうな気もするけど、そうなったらそうなったで諦めればいっか!

彼女が横たわるベッドに近づき、盛り上がったシーツの膨らみに彼女の存在を感じ、一瞬切なくなりました。

そこに、彼女がいる。この部屋に2人きり。そして、今、同じ布団に入ろうとしている…。


■背中越しの彼女

近づいてみると、ベッドの中にいるいずみちゃんも緊張しているのがわかりました。私が近づくと、彼女は寝返りを打つのをやめ、じっとしていました。それが、「一緒に布団に入っても良い」というサインに思えました。

私はそっとシーツをめくり、おずおずと彼女の横に並びました。2人とも無言のままです。彼女との距離は45センチ。

私に背を向けて横になっているいずみちゃんと、仰向けのまま「気をつけ!」の姿勢でガチガチになって動けない私。口から心臓が飛び出そうになりながらも、微動だにすることができません。

最初はひんやりとしていた掛け布団が、自分の体温であたたかくなり、そのうち、いずみちゃんの体温も一緒になって、布団全体があたたかくなっていきました。

いずみちゃんは相変わらず私に背中を向けたままの状態だったので、彼女の表情はおろか、何を考えているかもわかりません。でも、長い沈黙が続いているうちに、そんなことはどうでも良いような気がしてきました。

「いずみちゃんと同じ布団で寝ている」 その奇跡のような甘美な出来事を、ただ、嚙みしめよう。そう思ったら、2人の体温が溶け合って、一体化した布団の中がとてつもないパラダイスに思えました。

幸福感でいっぱいで、布団の温もりに安心し、いつしか本気のお昼寝をしてしまったのです。

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(文/fumumu編集部・coco)

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