cocoのLGBT迷子中:女の子に初めて片想いをした高校時代

cocoのLGBT迷子旅を綴ったコラム。高校で恋したのは…同じクラスの「いずみ」ちゃん

cocoのLGBT迷子中キャッチ

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BLに溺れ、いたずら電話や拉致未遂によって若干の男性恐怖症になるという暗黒の中学時代を過ごした私は、高校に入学して、同じクラスの女の子、いずみちゃんに恋をしました。


■たかみな似のいずみちゃん

いずみちゃんは、今思うとデビュー当時のAKBたかみなに似ていました。AKB初期の頃、テレビや雑誌でたかみなを見るたびに「いずみちゃんに似ている…」と思っていたものです。

そんないずみちゃんと仲良くなったのは、高校入学初日。出席番号順に並んだ私の前の席にいたことがきっかけです。新しい環境で皆が緊張してソワソワしているなか、「よろしく」と振り向いた彼女のぶっきらぼうな物言いに、なぜか私は(絶対このひといいひとだ! )と確信しました。

プリントの受け渡しや班作りなど話す機会が多かったので、そのうち自然と一緒にお弁当を食べるようになりました。お互い、連れ立ってトイレに行くようなタイプではなかったし、私は演劇部に入っていて彼女は帰宅部だったので、放課後を一緒に過ごした覚えはありません。

お昼休みくらいしか一緒にいなかったと思うけれど、ウマが合うのか、一緒にいて居心地が良いし、多くを語らなくても理解し合えているような気がしました。


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■大好きな女友達?

彼女は忙しい両親にかわって弟の分のお弁当を作っていたので当然自分のお弁当も自作。

そんな手作りのおかずを私にくれたり、漫画『今日から俺は‼︎』を貸してくれたりする親切な彼女に、私は(なんて良い友達なんだ! )と、すっかり懐いていったのでした。

ぶっきらぼうで、サバサバしていて、どちらかというと男っぽい性格なのに、料理上手。そのギャップにも私は「たまらん!」と鼻息を荒くしていました。

ちょっとハスキーな、どちらかというとダミ声に近く、”かわいい”とは真逆の声で私の名前を呼ぶいずみちゃん。その声すらも愛おしい。生まれて初めてできた『親友』と呼べる存在に、私の胸はドキドキ。

適当に「受かりそう」というだけで選んだ高校だったけど、いずみちゃんと出会ったおかげで学校生活が楽しくなりました。彼女に会うためだけに学校に通っていたと言っても良いほどです。

でも、その時は、単に「大好きな女友達」というだけで、それが恋だという自覚はありませんでした。


■恋に気付いた瞬間

いずみちゃんの母親は夜の仕事をしていたので、彼女は学校が終わるとすぐに帰宅し、母親代わりに家事をしていました。

初めは、そんな彼女を「偉いな」と、ただ尊敬していただけでした。ただ、仲良くなっていくうちに、いずみちゃんが自分が置かれている状況をあまり芳しく思っていないことがわかってきました。

(本当は、普通の高校生みたいに部活に入ったり、放課後どこかに遊びに行ったりしたい)という気持ちを抱えているいずみちゃんの本音が見えた時、(私がなんとかしてあげたい!)という強い衝動が生まれました。知り合って半年くらいが経過していたと思います。

だんだん、彼女のことを思うと夜眠れないようになり、妄想の中で悲しい表情をしているいずみちゃんに、悶々とする日々が続きました。

(白馬の王子様を待つなんて馬鹿らしい)(どこの誰ともわからん王子を待つくらいなら、自分で自分を幸せにするわ)と思っていた私でしたが、いつしか「私が、いずみちゃんを救い出す王子様になりたい!」と思うようになっていました。

そして、その気持ちに気付いた時、(あれ? もしかして私の『好き』は、『友情』の『好き』じゃないのかな?)と疑問を抱いたのでした。

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(文/fumumu編集部・coco

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