本当にLGBTが働きやすい会社ってあるの? 実在する制度3つ

マイノリティの人が働きやすい環境を聞いてみました。

オフィス
(metamorworks/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

最近は、LGBTを配慮した会社も増えて来ています。様々な取り組みがあるように感じますが、本当にLGBTが働きやすい会社とはどのような場所なのでしょうか。

fumumu取材班は詳しく話を聞いてみました。



①同性パートナーも福利厚生を受けられる

「現状、同性愛者は、パートナーがいる際に福利厚生を受けられるかどうか確認するために、カミングアウトしなければならない状況があると思います。ですが結果として、法律婚でなければ福利厚生を受けれない…ということもよくあります。


あらかじめ、特別有給休暇や手当など、LGBTであっても福利厚生を受けられる企業というのがいくつかありますが、そういうのは安心感があるなと思います」(20代・女性)



関連記事:じつは気まずい…トランスジェンダーが困りがちな話題とは?

②私服勤務

「必ずしもLGBTに配慮されてるわけではないと思いますが、やはり私服通勤ができるのはありがたいですね。自分はトランスジェンダーなので、好きな服を着れるというのがありがたいんです。


シャツにズボンを履いていれば、トランスジェンダーだというのも周りから見えにくいので、助かっています。カミングアウトをしなくても良い…というのは、ビジネスをしたいだけの私にとっては、ありがたいんですよね。


中には、男性・女性でトイレを設けるだけでなく、どの性別でも使って良いトイレを設けている会社もあると聞きます」(20代・女性を自認)



関連記事:北川景子主演『家売るオンナの逆襲』LGBTの解説に大きな反響

③戸籍上の名前でなくても良い

「会社の多くは、通称名を使うことが許されていないと思います。そのため、異性愛者でも、結婚して姓が変わると結構、面倒があったりしますよね。


女性にとっても優しい制度だと思いますが、戸籍上の名前を使いたくない、まだ性転換や戸籍を変えることのできていないトランスジェンダーにとってもありがたい制度です。やはり、自分の自認する性にあわない名前で呼ばれるのって、あまり嬉しくない人も多いので…」(20代・女性を自認)


LGBTの人は、様々な利便性を考えた上で、配慮された会社を選ぶのも1つの選択肢になりそうです。気になる方は調べてみてはいかがでしょうか?

・合わせて読みたい→はっきりマイノリティを自認できない…どこか違うと思っている人たち

(文/fumumu編集部・fumumu編集部

Amazonタイムセール&キャンペーンはこちらからチェック!