鮮やかに性を語る“ドクター・ルース” 女性たちをエンパワメントする映画

先週『iroha』が映画『おしえて!ドクター・ルース』とコラボしたイベント「iroha×おしえて!ドクター・ルース」が開催されました。

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TENGA社が開発した女性用セルフプレジャーアイテム『iroha』が、これから公開される映画『おしえて!ドクター・ルース』とコラボしたイベント「iroha×おしえて!ドクター・ルース」が開催されました。


■かわいすぎる91歳のドクター・ルース

“米国で最も有名な90歳のセックス・セラピスト”ドクター・ルース(以下、ルース)に、2年間密着したドキュメンタリー映画『おしえて!ドクター・ルース』の試写からスタートしました。

1981年のニューヨーク。日曜深夜にラジオから流れるトーク番組『セクシャリー・スピーキング』で、性のお悩み相談で脚光を浴びて一躍有名人となったルース。91歳の現在も、悩みに答えるほか、大学で教鞭をとっているパワフルな女性です。

少女時代にホロコーストで両親を失い、3度の結婚、子供は2人、孫は4人…と劇的な人生。ユダヤ系の家系に生まれてからの壮絶な悲劇を回想するシーンは胸が苦しくなります。

ただそれ以上に、初恋の人との再会や家族、孫とのシーンでは笑いに溢れ、心温まり、なんだか勇気が湧き出る、不思議な感覚に包まれました。

身長140cmで速歩きで動き回り、ユーモア溢れる言葉、くしゃっとした明るい笑顔がほんとうにかわいい、かわいすぎる!


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■優しく寄り添い、明るく性を語る

“性のお悩み相談”で一躍有名に…といっても、まだまだ女性が性を語ることに対して強いタブー視があった1980年代のアメリカ。誰もがすぐに受け入れたわけではありません。「下ネタ好きのおチビさん」などと揶揄されることも少なくなかったといいます。

それでも、エイズへの偏見をなくすべく立ち上がり、勇敢にスピーチし、中絶問題で女性の権利向上を後押しし、LGBTQの人々に寄り添い続けてきたルース。

91歳の今でも学びを続け、誰よりも鮮やかにセックスを語る姿は、多くの人を笑顔にしてきました。すべての人たちの性と向き合い、「性は誰もが楽しんでいいもの」だというメッセージを届ける姿勢には、ワクワクドキドキと胸が踊り、高鳴ります。

鑑賞中は彼女の発する言葉を聞き逃すまい、と思わず前のめりな姿勢になっていました。試写が終わった会場からは、拍手が起こるほどみんながルースに魅了された100分間でした。

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