「鈍感だっていうことが罪」 社会学者・上野千鶴子の言葉に反響集まる

6月30日に放送された『情熱大陸』には、社会学者の上野千鶴子さんが登場。上野さんの言葉には多くの反響が寄せられています。

上野千鶴子
(画像は『情熱大陸』公式ツイッターのスクリーンショット)

■「あったものが顕在化したんだよ」

上野さんの祝辞には「感動した」「祝辞であんなこと言うなんて」と賛否両論を巻き起こしました。感銘を受けた女子学生のひとりは、助教授に「あんな祝辞を流しちゃうなんてありえないよね」と同意を求められたといいます。

賛否の意見を聞いた上野さんは最後に生徒たちの前でこう言います。

「あのスピーチやらないほうが良かった? やらないほう分断や対立が深まらずに済んだ? 元からあったんだよ。あったものが顕在化したんだよ、リトマス試験紙みたいに」


関連記事:石原さとみの音声ガイドに癒される…『フェルメール展』開催

■「面倒くさい女になっていく」

学生も社会に出ても変わらず、同調し微笑んでいる女性が「女性らしい」「かわいらしい」と言われること、声をあげると「かわいくない」「怖い」と言われる場面も少なくないでしょう。

結果、自分が生きづらくなるのであれば「耐える」「黙る」という選択をする人もいるのではないでしょうか。

上野さんは「男性を敵に回したくないため、自分の声を飲み込む。すごくこの辺にびまんしている感じがするね。同調圧力っていうのが」と話します。

そして「その都度、目の前にあるものにむかつくっていうことを、その時その場で言っていくことの蓄積の結果、今日の私たちがある」「いちいち、ひとつひとつ目くじら立てて面倒くさい女になっていく」と持論を述べました。


■「鈍感だっていうことが罪」

上野さんのいうフェミニズムは、「弱者が弱者のままで尊重されることを求める思想」「強がらず自分の弱さを認め、支え合って生きていくこと」。

続けて「相手が嫌がっている脳のサインをキャッチできないくらい鈍感だっていうことが罪なんです」と、力強く語りました。

『情熱大陸』で語った上野さんの言葉には、多くの反響が寄せられています。

「男が悪い」「女が悪い」ではありません。性別だけに重きを置いた論争は本質を見失ってしまうのではないでしょうか。

これまで「そういうもの」と見逃されてきたものに気付くときが、来ているのかもしれません。

・合わせて読みたい→裏切った元夫に100倍返し! 「私の無念を晴らしてくれた一言」3パターン

(文/fumumu編集部・長谷川 瞳

この記事の画像(1枚)

おすすめ記事