セクシャルマイノリティを自認する3つのパターン

セクシャルマイノリティの人たちは、当事者として自認するきっかけが様々なようです。話を伺い、パターンとしてまとめてみました。

夕焼け
(FTiare/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

セクシャルマイノリティは少数派だからこそ、まさか自分が…と思わない人も多いですよね。しかし、ふとしたときに「もしかして自分も」と気がつくことがあるそうです。

そこで、fumumu取材班は、セクシャルマイノリティを自認した経緯について聞き込みを行い、3つのパターンでまとめてみました。


①小さい頃から感じていた

「僕の場合は、小さいうちからセクシャルマイノリティというものはわからないなりに、一般的ではないと感じていました。それが恋愛感情かはわからないけれど、同性に惹かれることもあったし、性的な意味で関心を持ったこともあるので…。


なんらかのマイノリティに属するだろうっていうことはわかっていたし、そういう自分を受け入れているところがありましたね。経験を重ね、男性に多く恋をしていく中で、ゲイである自分というのを強く自認していくようになりました。だから、小さいうちから感覚として存在していて、どんどんはっきりしていった感じだと思います」(20代・男性)


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②セクシャルマイノリティの存在を知って

「僕は女の子と恋愛をしながら、どこか違和感を覚えていました。長く続かないし、結局、学校で『彼女がいない男はやばい、魅力がない』みたいなレッテルがあったから、形として彼女が欲しかっただけなのだと思います。


だから、ゲイセクシャルという言葉を知った瞬間に『そういう人もいるのか。僕はこれだろうな』とあっさり受け入れることができましたね。言葉を知ってから、『男性を好きな自分』の姿を想像して、納得してしまいました。こういうタイプも少なからずいると思います」(20代・男性)


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③告白されて真剣に考えて

「私の場合は、今まで普通に男の人と恋愛してきたし、セクシャルマイノリティは遠い存在だと感じていました。だから、自分ごとだと捉えてこなかったんです。あるとき、大好きな友達にレズビアンであることをカミングアウトされて、告白もされました。大切な友人だからこそ、断るにしても、本気で答えようと思う機会がありました。


当時は、わからないなりにレズビアンのことを知ろうと色々と調べました。理解しようとしていく中で、恋愛をしてもいいんじゃないかと思っている自分に気がついて、『あれ? 自分ってバイなのかな』と思うようになりました。『え、女の子同士だし…』なんて最初から抵抗していたら、気づけなかった自分の一面だと思います」(20代・女性)


きっかけは人それぞれのようですね。自分はもしかして…と思う機会もあるかもしれません。

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(文/fumumu編集部・fumumu編集部

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