橋下徹、ガーシー議員の“除名”めぐる報道に持論 「剥奪するのは違うと思う」

除名案も出ているガーシー議員について、橋下さんは「多数決で簡単に…」と苦言を呈しました。

『News BAR橋下』
(画像は『News BAR橋下』(より)

25日放送の『News BAR橋下』(ABEMA)で、MCを務める元大阪府知事で弁護士の橋下徹さんが、NHK党のガーシー(東谷義和)参議院議員の「除名」処分にもなる得る…との報道に苦言を呈しました。



■ガーシー氏の帰国は「五分五分」

今月22日、国会では参院本会議が開かれ、当選後、国会に一度も出席していないガーシー氏に対し「議場での陳謝」の懲罰処分を正式に決めたことが報じられました(「議場での陳謝」は、4段階ある処分のうち「除名」、「登院停止」に次ぐ3番目の重さ)。

ガーシー氏は、メディアに帰国する意思はあることを伝え、NHK党の立花孝志党首は会見で「帰国の可能性は高まっている」と説明しながらも「帰ってくる見込みは、現時点で五分五分」と述べています。



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■橋下「そんな非生産的な会議…」

『News BAR橋下』
@ABEMA

意見を聞かれた橋下さんは、「今のルールが“出席”となっているのであれば出席すべき」としつつも、「ただ、国会にいつも出席しなければいけないというルールは、僕は変えるべきだと思う」とコメント。

民間では“リモートワーク”も多いことや、出産などで“出席できないけど会議は出たい”という女性議員などを例に出し「今の世の中、会議に必ず出席しなければいけないというのはおかしいと思う」「そんな非生産的な会議をやってる民間儀業はないしね」と考えを述べました。



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■「今の国会は古すぎる」

橋下さんは「おかしいと思うなら東谷議員が変えるべきだし、僕も変えてほしい」「今の国会は古すぎるから、リモートとかどんどん導入するためにも、東谷議員にそういう問題提議はしてもらいたい」と願いを口にしながらも、「現状のルールにのっとって出席した上で、古い部分を改めてほしい」と述べました。

また、ガーシー氏が陳謝に応じない場合、議員の資格を失わせる「除名」処分となり得ることも報じられていますが、橋下さんは「僕は“除名”っていうのは違うと思う」と、これに対しては思うことがある様子。



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■ガーシー氏「国会に出ない」と話し30万人の支持

進行を務めるお笑いコンビ・サバンナの高橋茂雄さんは「仕事をしていない人に対して、税金がずっと払われている…ということに対して『おかしい』と意見もあるみたいなんですけど」と問いかけると、橋下さんは「もちろんある」と頷きますが、「東谷議員は『国会に出ない』と言って30万票集めてるわけだから。個人の名前で30万票を獲得するって、こんな難しいことないですよ」と伝えます。

つづけて「多数決で簡単に、国会議員の身分を剥奪するというのは、僕は違うと思う」と、今後、“気に食わない議員”は多数決で排除してしまうことに繋がる…との見解を示しました。

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(文/fumumu編集部・冬野 とまと

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